【体験談】病気がみつかるまで④ ~病名は潰瘍性大腸炎~

体験談

大腸カメラを無事に終えて、病院のベッドで血液検査をした。
採取した血液の試験管を振りながら先生が一言、

「うわ、血がドロドロだね!」

言われるまで気が付かなかったが、たしかに今朝からは、例の薬以外を口にしておらず、しかも半日かけて吐いたり出したりしていたので、結構な脱水状態になっていたらしい。

言われてみれば喉乾いた、気がする。

急遽点滴を打ってもらうが、思えばこれが初点滴。
この度は、なにかと初めてづくしだったけれど、つまりこれまで大きな病気をしてこなかったということでもある。
丈夫な体に産んで育ててくれた両親に改めて感謝する。
・・・これって抜くとき痛いんだっけ?(;’∀’) ドキドキ
(最後、上手に抜いてもらってあまり痛くありませんでした)

そして検査結果を口頭で訊いた。

「病名は、カイヨウセイダイチョウエン です」

え?カイヨウセイ?海洋性?
お魚やクジラなどが脳裏をよぎっていく。🐋🐟🦑
人体の成分は海に近いとか、聞いたことがあるけれど、それ系?
恥ずかしながら聞き馴染みのない病名に狼狽えるが、
まあ、とりあえず大腸ガンでなくてよかったと思う。

先生は続ける。
「安倍元首相が患っていた病気だね」

なるほど、人にはそう説明しよう。

「潰瘍性大腸炎の治療で有名な先生がいる病院があるから紹介状書きます」
「たぶん入院することになると思うよ」

やっぱり入院か、いろいろと準備しないとな。

とんとん拍子で話が進むのがなんとも奇妙な感じがした。
頭では理解しているが、気持ちが一歩遅れてついてくる。

そして、2人目の子どもが産まれたばかりで、妻や、周りの家族も超多忙な中、これからひょっとすると長期間、家を不在にすることは、とても不安だった。

病気はそんな事情に配慮なんてしてくれない。
やるべきことを1つずつ、着実にやるしかないのが世の常。

こんなところで、くたばって、たまるかってんだ!(`・ω・´)

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