どうにか胃カメラを乗り切ったが、私の症状を考えると、これは前哨戦であり、本丸は大腸カメラの方だ。
今回は検査前に自宅で準備することがあり、事前に大腸内を洗浄してからの本番となる。
何をするかというと、洗浄用の薬を水で薄めて、検査当日の朝から決められたペースでひたすらに飲み、トイレで出す。
そして、出てきたものの汚れ具合で腸内洗浄の進み具合を確認するというもの。
つまり、汚れが出なくなったらOK
まあ、ただ飲むだけなら問題ないかな、、。
と、最初は思っていたのだが、
めっちゃ きつい。 (; ゚Д゚)
(後になって、内視鏡経験者の知り合いに聞いたら、そこまで辛くなかったらしいので、私が単純に苦手なだけらしい)
まず味、スポーツドリンクに似た風味で、始めは気にならなかったが、飲んでいるうちに気持ち悪くなってくる。
たぶん、飲みやすいように味をつけてくれているのだと思うが、やはりマズイ。
そして15分ペースで決められた量を飲むのに、開始1時間でお腹タプタプ。
加えて、味のせいなのか、成分が体に合わないのかは分からないが、気持ち悪く、どうしても飲み進められない。
それでも数回、無理に飲んだが、結局吐いてしまい病院に連絡。
(一応、吐いたり、お腹が痛くなったりすると病院へ連絡することになっている)
「すみません、気持ち悪くなっちゃって、どうしても決められたペースで飲めません」
「わかりました。無理にペースを維持しなくてもいいです。一旦病院に来られますか?」
申し訳ない気持ちで一杯になりながら急遽早めに病院へ、、。
到着すると個室に通されて、例の薬を持ってきてもらう。
少しずつでもいいので飲むようにと指示があり、正直、体が受け付けないが、吐き気を堪えて気合で飲み下す。
チビチビと、ちょっとずつ飲んで休憩を繰り返す。
朝7時から服用開始して10時半ごろには、どうにか及第点の腸内環境になってきた。
ようやく第一関門クリアだ。
看護師さんから結果を先生に報告してもらい、お昼から大腸カメラを始めることになる。
胃カメラの時は麻酔を使ってもらったが、今回はそういうのは無いらしい。
あわよくば、全身麻酔で寝ているうちに終わる感じを期待していたが、検査途中で私の体制を変える必要があるため、それは無理とのこと。
紙パンツ(尻の部分に穴が空いている)に着替えて、胃カメラの時と同様に診察台に上がり、横になる。
そして、
検査が始まった。
ゼリーのようなヌルヌルを塗りたくったカメラが捻じ込まれる。
うわぁぁぁぁ!キモチ悪いいぃぃぃ!!!
良くマッサージとかで「イタ気持ち良い」という表現があるが、
これは「イタ気持ち悪い」だ!相乗効果で不快さが半端なくスゴイ。
こすれるためなのか、特に曲がり角がイタイ (´;ω;`)
麻酔がないので腹の中をうごめくカメラの存在が痛みと共に伝わってくる。
この痛さを例えるなら、「強烈な便意を我慢しているときの腹痛」。
脳裏によぎるのは、子どものころ大好きだった「地獄先生ぬ~べ~」の寄生虫の回。
広、アンタすげぇよ、、。
胃カメラの時と同じで私からもカメラの映像はモニターで確認できた。
検査中、1人パニック状態だったが、先生からは
「これは放っておくと死んでいたよ」
と言われたのが、とても印象に残っている。
ガンだったらどうしよう
入院とかするのかな
長期だと下の子(生後5ヵ月)は、私の顔とか忘れそうだな
仕事の引継ぎやらないと、、。
思考がぐるぐる巡っていく。
検査が終わったことに、安堵するのと同時に、病状の不安と、その先のことを考える余裕が出てきた。
苦労して終わった検査も、結局は治療のスタートラインに過ぎないのだ、と今では思う。
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